香港、マカオなどの食文化の影響もあり「チーズタルト」ではなく、「エッグタルト」を食す慣習が根付いていた中国。一見、見た目は同じように見える2つのタルトは、原材料の違いなどから販売価格に2倍位上の差がある。BAKEのチーズタルトを見たお客様の大半は価格の違いに驚き、購入まで至らないといった事が多く発生していました。

私達は、日本のBAKEにおいての強みでもあった、プレーン味のみの単一商品で勝負する戦略を一転させることを提案しました。中国においては、ストロベリーや抹茶、チョコレートなどカラフルなフレーバー展開を実施。現地のエッグタルト店のスタンダードである単一商品、単一色彩の展開に対して、視覚的な差別化を実施したのです。

また、東京タワーをモチーフにしたアイコニックな中国展開限定ロゴを作成し、メディア、パッケージ、店頭などで強く露出。日本からやってきた新たな「チーズタルト」としてのブランド認知を獲得しました。一日3,000個以上の販売、月商2,000万円を超える店舗も含め、2021年現在はシンセン、広州、北京などに出店を達成しています。