ここ10年ほどで、中国でも一般的にコーヒーが飲まれるようになりました。海外からも多くのブランドが進出し、中国の市場は、瞬く間にレッドオーシャンへと変貌しました。そのなかで、当時若干29歳の中国人CEOが立ち上げた中国発のストリートコーヒーブランド「FOOM」。私達は、ブランドそのものが持つ属性を最大化することが、このブランドの勝ち筋であると考えました。

流行に敏感で、感度の高い中国国内の若者。彼らがFOOMのブランドサポーターになりえると考えた私達は、洗練されたビジュアルをコミュニケーションの起点として制作しました。加えて、店舗の装いや消費者の手に渡るノベルティを含む様々なグッズまで、体験の全てにおいてモダンさを感じられるようクリエイティブを制作、展開いたしました。

品質の高いプロダクトや洗練されたビジュアルなど、ブランド利用時の体験全てにこだわることで、FOOMは若者に対してコーヒーを基軸としたライフスタイルを提案することができました。結果として非常に高いエンゲージメントを誇るブランドとなり、2021年現在、ブランドのローンチから2年で、計25店舗を中国各地に展開しています。