日本では「ご褒美スイーツ」として、ちょっとした手土産にぴったりの商品として認知されていた「RINGO」。一方、中国では、お菓子を手土産に持参する習慣はあまりありませんでした。それよりも、友人や恋人と一緒に歩きながら楽しみたいというニーズが強かったのです。私達は、商品をより食べ歩きがしやすい形に再開発することを提案しました。

一方で、現地消費者に向けて「アップルパイ」に対するインサイト調査を実施しました。結果として抽出された「手作り」「友人や家族、恋人などとの繋がり」をキーワードを踏まえ、RINGOを紹介するブランドムービーを作成。デジタルコミュニケーションにおいては映像を活用しつつ、リアルなイベントも積極的に開催しました。

ブランドロンーチ時には、アップルパイの製造工程を体験できるデジタル空間を制作。店舗販売スタッフとお客様が一体となり、アップルパイが出来るまでの過程をゲーム感覚で体験。延べ1,500人が参加しました。「ご褒美スイーツ」としての価値を残しながらも、中国人消費者のインサイトに沿った形でブランドを展開する事に成功し、上海、深セン、成都など中国各地で出店を果たしています。